ページ番号1013370 更新日 令和6年9月12日
「かわいそうだから」と思って、飼い主のいない猫にエサを与える人がいます。
その一方で、飼い主のいない猫のふん尿などの被害で困っている人もおり、地域住民との間でトラブルや苦情等の原因となることもあります。
このようなトラブル等を解決するため、市では「地域猫活動」の支援をしています。
「地域猫活動」とは、飼い主のいない猫によるふん尿や鳴き声などの問題を地域の環境問題として捉え、地域住民、地域猫の問題解決に取り組んでいるボランティア、行政が適切な役割を分担して連携・協働し、地域猫として適正な管理を(見守り)行い、将来的には飼い主のいない猫を減らしていこうという活動です。
1 増やさない
地域にいる飼い主のいない猫に不妊・去勢手術を行い、現在いる個体数から増えないように繁殖制限を行います。
2 集めない
適正なエサやりを行います。
エサを与える場合には、置きエサは厳禁です。手術を行った(または行う予定)猫にだけ、毎日同じ時間で、必要最低限の量を与え、食べた後はすぐにお皿を片付けて清掃します。
対象の猫以外には、エサを与えてはいけません。
また、エサの時間に間に合わなかった猫には、時間をずらしてエサを与えてはいけません。
3 ふん尿被害への対策
猫のトイレを設置することで、ふん尿の被害を減らすことができます。
作り方は、プランターなどに園芸用の土などを入れ、猫のふんとまたたびを混ぜると猫のトイレになります。
猫のトイレは、対象地域に多く設置すると,ふん尿対策として効果があります。
T(Trap)=捕獲する
N(Neuter)=不妊・去勢手術をする
R(Return)=元いた場所に戻す
地域猫活動を行う上で、基本的なルールとなります。
また、TNRを行った猫には、手術済みである印として耳にV字カットをします。
猫は、生後4か月程度で発情し、種類にもよりますが、年に2回から4回一度に4頭から8頭の子猫を出産します。
非常に繁殖力が強い動物のため、手術をしていないとあっという間に繁殖してしまいます。
そのため、地域で活動を行う場合は地域にいる飼い主のいない猫すべてに手術を行う必要があります。
TNRを徹底的に行うことで、将来、飼い主のいない猫の数は着実に減少します。その結果、飼い主のいない猫に対するトラブルや苦情等もなくなり、人間が住みやすい環境が訪れます。
市では、飼い主のいない猫対策として、不妊・去勢手術にかかった費用に対して、補助金の交付をしています。
飼い主のいない猫の不妊・去勢手術を目的とした猫の捕獲に限り、捕獲器の貸出しを行っています。
御希望のかたは、「飼い主のいない猫用捕獲器貸出申請書」を市役所環境課窓口に提出してください。
「猫は外で自由に過ごすのが幸せ」というのは、人間の勝手な考えです。
外の世界は、猫にとってとても過酷で、危険な環境になります。
猫を危険から守るのも飼い主の責任です。
愛猫を安全で大事に飼うためには、室内飼育を行いましょう。
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環境部環境課環境保全係
電話番号:042-565-1111(内線番号:295・296)
ファクス番号:042-566-4493
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