ページ番号1011374 更新日 令和6年1月23日
災害が発生したら、まずは御自身の安全を確保してください。飼い主が無事でなければペットの安全を守ることはできません。ペットに関する防災の基本は、飼い主が責任をもって対応することです。
災害発生時にペットを避難させる方法として「同行避難」と「同伴避難」があります。
同行避難とは、災害発生時に飼い主が飼育しているペットを同行し、避難所まで安全に避難することです。避難所において人とペットが同一の空間で居住できることを意味するものではありません。対して、同伴避難とは、避難所において人とペットが同一の空間で居住できることを意味しますが、市では同伴避難は想定していません。
また、どのような状況下においても必ず同行して避難しなければいけないというものではありません。自宅が安全であり、定期的にペットの世話をするために戻れる状況にあるのであれば、避難所に連れて行かないということも選択肢の一つです。ただし、その場合も、毎日の食事と健康状態の確認が大切です。
犬、猫、小鳥、小型のげっ歯類等の一般的なペット以外の動物は、避難所での受入れが難しい場合もあります。状況によっては、同行避難が難しい事態も考えられるので、万一のときの預かり先を確保しておくことも大切です。
市の地域防災計画では、ペットの同行避難の体制づくりについて定めています。
震災時には、過去の震災におけるペットの対応を参考に、避難所でのペットの飼養場所を屋根等がある屋外に設置し、原則として避難所で生活する方々に管理していただくことを想定しています。
ただし、各避難所のどの場所にペットの飼養場所を設置するかについては、各避難所において指定することとなっており、各避難所ごとの避難所管理運営マニュアルに基づき、避難所運営委員会において、対応していただきます。
一方、風水害時は、災害の規模や状況に応じて避難所を段階的に開設することから、すべての避難所を開設するわけではありません。避難する際は、ホームページ、防災行政無線、市の災害情報メール等で避難所の開設状況を確認してください。
なお、避難所では、動物アレルギーを持つ人や動物が苦手な人などへの配慮も必要です。また、飼い主と同じ場所で避難生活を送ることはできません。
災害はいつ起こるかわかりません。いざというときに適切な対応ができるよう、日ごろからの備え・心構えが重要です。
また、ご近所との良好な関係は、災害発生時にも役立つでしょう。
災害時に備え、ペットの飼い主の方がペットと同行避難を行う際に持ち歩くことができる記録簿として、この度「東京都武蔵村山市ペットのための防災手帳」を作成しました。
こちらの手帳は四つに折りたたむことでポケットに入れることができるサイズとなっております。
こちらの手帳をダウンロードして、万が一のときに備えて、大切なペットの情報を記録しておきましょう。
東京都武蔵村山市ペットのための防災手帳の作り方
1 A4の用紙に東京都武蔵村山市ペットのための防災手帳を印刷する。
2 四つ折りにする。
【防災用品の備蓄】
ペットのための備えは飼い主の責任です。最低でも5日分、できれば7日分を目安にペットの防災用品を備蓄しておきましょう。
【しつけ】
安全かつ速やかに避難できるように、また、避難所において周囲に迷惑をかけないように、普段からしつけを行い飼い主がきちんとコントロールできるようにしましょう。いざという時に動物のストレスを少なくすることにもつながります。
また、避難所ではペットを必ずケージやキャリーバッグに入れて飼養することになりますので、慣らしておきましょう。
【避難場所の確認】
普段から家族で最寄りの避難場所や避難経路について確認しておきましょう。
【身元表示】
突然の災害に驚いてペットが逃げ出してしまい、飼い主と離れ離れになってしまう可能性もあります。はぐれてしまったペットが飼い主の元に戻れるよう、身元表示をしましょう。
また、犬は狂犬病予防法において鑑札及び注射済票の装着が義務付けられています。
【健康管理】
同行避難した先では多くの動物が集まり、自分のペットが他の動物と一緒に過ごすことになるかもしれません。また、慣れない環境で過ごすストレスから体調を崩すこともあります。感染症の蔓延を防ぎ、ペットの健康を守るためにも日ごろからの健康管理が重要です。体を清潔に保ち、狂犬病予防注射や混合ワクチンのほか、ノミなどの外部寄生虫の駆除を行いましょう。
災害発生時に求められる対応として、自らが自身・財産を守る「自助」、地域の人と人との助け合いである「共助」、そして公的機関による市民の安全確保「公助」があります。
災害発生時、公的な支援が被災地域に十分に行き届くまでには時間がかかります。その際求められるのは、「自助」「共助」であり、これは動物愛護においても同じです。
災害時には、人だけでなく動物も被災します。ペットを守るのは飼い主であることを再認識して、災害が起こったら、まずは自分と身近な人の安全を確保してください。そしてペットの安全確保が行えるよう、日ごろからの備え(ワクチネーション、クレートトレーニング等のしつけ、必要なフード等の確保、一時預かり先の確保等)をしておきましょう。
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環境部環境課環境保全係
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