ページ番号1012460 更新日 令和3年3月15日
本市における公共施設の多くは、都市化の進展や経済成長とともに、昭和40年代から50年代にかけて集中的に整備されました。そのため、高齢化や少子化の進行と合わせるように公共施設の老朽化が進み、今後、施設の更新、廃止、集約化など、市民が利用する施設の再編が急務となっています。こうした状況を踏まえて、本市における公共施設、公共サービスの在り方や老朽化問題にどのように取り組んでいくべきかを市民とともに考え、公共施設マネジメントに関する理解を深めることを目的として、市民講演会を実施しています。
今年度は、『まちづくりと市民、そして公共空間』をテーマに、令和2年10月25日(日曜日)午後2時から開催いたしました。新型コロナウイルス感染症感染拡大防止のため、アルコール消毒の実施や、座席の間隔を空けるなど、感染症対策を講じた上で実施しました。
まず、横浜市立大学教授の鈴木伸治氏より『まちづくりと公共空間』と題しまして、基調講演を行っていただきました。
公共施設について施設単位で考えるのではなく、エリア単位、利用実態など様々な視点からの検証が必要であること、公共「的」空間の担い手としての民間、市民が重要になってきていること、公共施設の再編はこれからの地域のまちづくりを考えるチャンスでもあるということについて御講演いただきました。
続いて、市から本市の公共施設の現状と今後の取組について、武蔵村山市公共施設等総合管理計画の内容を中心に説明を行いました。
最後に、『まちづくりと市民、そして公共空間』と題しまして、パネルディスカッションを行いました。
コーディネータに東京都立大学客員教授の山本康友氏、パネラーに基調講演講師の鈴木伸治氏と株式会社シーズプレイス代表取締役の森林育代氏を迎え、市民と行政がどのように連携してまちづくりを進展させていくか、また、公共「的」空間の担い手としての市民の創意工夫を、どのように引き出していくかなどについて討論を進めていただきました。
公共施設の老朽化問題に関しての講演会等、市民の皆様との情報共有や意見交換の場については、来年度以降も継続して開催していく予定です。
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