ページ番号1011066 更新日 令和2年9月3日
令和元年7月31日(水曜日)から8月4日(日曜日)まで、武蔵村山市の中学生10名が、モンゴル国を訪問しました。
モンゴル国の雄大な自然を体験するとともに、文化や歴史を学び、現地の同年代の子供たちと交流を行うことによって、国際理解及び国際感覚を養うとともに、本市とモンゴル国の友好を深めました。
交流事業の内容については、以下のとおりとなります。
2日目は、大都会のウランバートル市街を離れ、チンギス・ハーン像テーマパークへ向かいました。
ホテルに併設されている両替所で現地通貨のトゥグリクに両替し、移動中にスーパーマーケットへ立ち寄り、おやつを購入しました。スーパーマーケットでは、区職員や通訳の方に助けてもらいながらレジでの支払いに挑戦しました。
街を少し離れると、まさにモンゴル!と感じることができる、大草原とゲル、放牧中の家畜たちが見えてきます。
まずは、チンギス・ハーン像テーマパークで、モンゴル国の英雄である、チンギス・ハーンの巨大な像を見学しました。
チンギス・ハーン像は、馬の部分の上に登ることができ、周囲に広がる大草原を一望できます。その後、施設内にあるモンゴルの人々の生活や歴史に関する展示などを見学しました。
施設の外では、ラクダに乗ることができ、2人の生徒が挑戦しました。「ラクダのコブが温かくて、柔らかかった!」と、貴重な体験ができたことに、喜んでいました。
チンギス・ハーン像テーマパークから、テレルジ国立公園に移動し、ゲル型の宿泊施設に滞在しました。
昼食をとった後、丘にみんなで登ったり、思いのまま走ったり歌ったりと、日本ではなかなか味わうことのできない壮大な自然を満喫しました。
その後、民族衣装、弓射、乗馬などを体験しました。民族衣装体験では、華やかなモンゴルの伝統的な着物や帽子を着付けてもらいました。弓射体験では、通訳の方に射る方法を教えてもらった後、生徒同士で教え合いながら挑戦していました。モンゴルの同じ年頃の男の子たちに馬を引いてもらい乗馬にも挑戦しました。初めて乗る馬に、みんな最初は緊張気味でしたが、ルートを折り返し戻ってくると「楽しかった!」と、爽やかな笑顔を見ることができました。
馬を引いてくれた子に、日本から持ってきた折り紙のツルをプレゼントする生徒もいました。
夜は星空鑑賞を行いました。丘で見たモンゴルの星空に、生徒たちは感動し、満天に広がる星を見上げながら思い思いの時間を過ごしました。
3日目は、モンゴル国の歴史的な建造物などを見学しました。
民族衣装を身にまとったホテルの女性職員が、出発するバスに向かって、お椀に入ったミルクをまいていました。これは、モンゴル国に伝わる旅の安全を祈る儀式だそうです。
この日最初に訪れたのは、テレルジ国立公園内にある、亀石でした。高さ約15メートルのこの「石」は、風雨の浸食により亀のような形をしているため亀石と呼ばれています。信仰の対象になっているそうで、「石」の麓には、小さな石を積み重ねたお祈りの跡が残されていました。
その後はウランバートル市内へ移動し、ザイサン・トルゴイの丘を見学しました。頂上からウランバートル市中心部を一望できるこの丘には、第二次世界大戦の戦勝記念碑があります。頂上にある円形の展望台の内側には、第二次世界大戦の際のモンゴル国、ソ連両軍の友好等がモザイク画で描かれており、通訳の方から説明を受けました。
昼食は、モンゴル料理レストランでモンゴル国の伝統的な料理をいただきました。モンゴル料理は、主に牛肉を使用したものだったため、クセがなく、特にボーズ(皮の厚いシュウマイ)は生徒たちに好評でした。
昼食後、ボグド・ハーン宮殿博物館と日本人墓地を見学しました。ボグド・ハーン宮殿博物館は、ラマ教最高指導者第八代活仏ボグド・ハーンの冬の宮殿を博物館に改装した施設です。実際に使用していた生活用品や、仏像、仏教画などが展示されています。
日本人墓地には、第二次世界大戦後、モンゴル国に抑留されたまま亡くなった日本の方々の慰霊碑があり、現在ではこの地に納められていた遺骨は収集されて、日本に送られています。
夕食前に、ノミン・デパートに立ち寄り、お土産を購入しました。デパート内は自由行動で、全員自力でトゥグリクを使用し、お土産を購入することができました。初めて見るお菓子や食べ物に興味津々で、家族や友人へのお土産を真剣に選んでいました。
その後、好きな食材を選んで係の方に焼いてもらう、モンゴル式のバーベキューレストランで夕食をとりました。自分で好きな食材と味を選べたことから、生徒たちにはここでの夕食が一番好評でした。
ホテルに帰る前に、ウランバートル市の中心にあるスフバートル広場で、モンゴル革命の指導者であるダムディン・スフバートルの像や、隣接する政府宮殿にあるチンギス・ハーン像などを見学しました。夜はライトアップされており、多くの人でにぎわっていました。
この日は、モンゴル国を中心に世界各国の小学生から高校生程度までの生徒が集まり、約1週間共同生活をしながら教育プログラムを実施する、ナイランダル・インターナショナル・チルドレンズ・キャンプという施設を訪問し、現地の生徒たちと交流を図りました。
最終日は、早朝の便で日本へ帰国するため、交流等が行えるのはこの日が最後となりました。
午前中はクラブ活動の時間で、習字や折り紙、クリケット等様々な活動が行われており、武蔵村山市の生徒たちは、各自興味のあるクラブ活動に参加しました。言葉が通じなくてもジェスチャーを使い、現地の生徒と積極的に交流していました。
昼食は日本の給食と同じ形式で、各自おかずやスープを受け取り、現地の生徒と一緒に食事をとりました。
昼食後、日本から持ってきた折り紙でツルや紙風船の折り方を教えるなど、それぞれの方法で交流を図っていました。
午後は「SNSの利用に当たって注意すべきこと」について、グループワーク形式の授業に参加しました。
その後、相撲をやっている武蔵村山市の生徒とモンゴル国の生徒代表(18歳)が、それぞれの国の相撲のルールで試合を行いました。体格差がある中果敢に挑戦し、モンゴル相撲では勝つことができませんでしたが、日本の相撲では1勝することができました。
夕食後には、施設の入寮記念式典が行われ、約300人の生徒の前で、日本からの派遣生徒代表として、生徒2名が国旗の掲揚とスピーチを行いました。
スピーチを行った生徒は、短い時間の中で原稿を準備し、通訳の方にモンゴル語に翻訳してもらい、発音を練習し、原稿を見ることなくモンゴル語で発表していました。
日本への直行便は、午前7時45分発のため、ホテルを早朝5時に出て空港へ向かいました。空港でハンオール区の職員と通訳の方とお別れをし、モンゴル国を出発しました。
無事に成田空港に到着し、市役所までバスで向かいました。バスの中では、一人一人モンゴル国での感想を発表してもらいました。
「いろんな体験ができて楽しかった!」「また行きたい!」という声が多かったです。
無事市役所に到着し、保護者の方々に温かく帰りを迎えていただきました。
参加した生徒と保護者の方に、アンケートを実施しました。
集計結果については、添付ファイルを御覧ください。
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