ページ番号1006289 更新日 令和6年8月6日
近年、市内全域からアライグマやハクビシンの目撃情報や家屋の屋根裏などに侵入されたなどの被害に関する相談が市に多く寄せられています。
アライグマやハクビシンは、在来動物の捕食や家屋の屋根裏などへの侵入、農作物の被害など、在来生物の生体系の破壊や人の生活環境などに被害を引き起こしています。
アライグマやハクビシンを街中などで見かけただけの場合は、特に心配することはありませんが、野生動物ですので、エサを与えたり、近づいて触れることなどは絶対にしないでください。
また、アライグマやハクビシンの被害にあってしまった場合の相談や目撃したなどの情報は、市役所環境課まで連絡してください。
なお、アライグマやハクビシンなどの野生動物を捕獲(捕獲器の設置を含む)するには、都道府県知事の許可が必要になるので、許可のないものは、捕獲することはできません。
市では、アライグマ・ハクビシンの防除対策として、捕獲器の設置及び回収処分を行っております。
また、捕獲器の設置対象者は、自宅の敷地内において、アライグマ・ハクビシンの被害にあわれた方で、捕獲器の設置を希望する市民を対象に捕獲器の設置をしております。
ただし、市では家屋の天井裏、床下などの場所や農地には、捕獲器の設置は行っておりませんので、家屋の天井裏や床下、農地などでアライグマ・ハクビシンの駆除をご希望される方は、以下に記載している専門駆除業者にご相談ください。
市では平成29年度からアライグマ・ハクビシンの捕獲等の対策を行っています。
捕獲状況についてはこちらをご確認ください。
〇生物多様性への影響 様々な動物を捕食します。また、体の大きさが近い在来の哺乳類(タヌキ・アナグマなど)とは、食べ物をめぐる競争の可能性が指摘されており、これらが生物多様性へ与える影響が懸念されています。
〇人の生命や健康の被害 複数の人獣共通感染症(動物から人に感染する病気)を媒介することが知られています。人が住んでいる家屋にも浸入するため、感染症伝染のおそれがあります。
アライグマやハクビシン等の野生動物を見かけても、絶対にエサを与えたりすることはしないでください。
また、危険ですので、近づいて触れることなどは絶対にしないで下さい。
被害を受けないためには、以下に示した方法を参考にして、できるだけ、アライグマ・ハクビシンが生息しやすい環境をつくらないようにしましょう。
〇エサとなるものを与えない。
・家庭菜園や畑などにネットをかけたり、柵を設置する。
・生ごみを庭に放置したり、埋めたりしない。
・ごみ出しは、夜間に行わない。
・庭木の果実などは、早めに収穫し、残したままにしない。
・自宅の庭でペットにエサを与える場合は、時間を決めて与え、置きエサなどはしない。
・絶対に餌付けなどはしない。
〇侵入させない。
・家屋の周囲に侵入されそうな穴などのすき間などをすべてふさぐ。(例 床下の通風孔(換気口)、軒下等のすき間など。)
・建物の侵入経路となるような木の枝等は切る。
・普段使っていない物置や小屋などには定期的に点検する。
東京都環境局が実施しているアライグマ・ハクビシンについての情報や対策等について記載しています。
<アライグマの特徴>
・尾に5本から7本のしま
・目のまわりに黒いマスク模様
・眉間に黒いすじ
・中型犬くらいの大きさ
・頭から尾の先まで70センチメートルから90センチメートル
・耳はとがって、白いふちどり
・ヒゲは白い
・前足・後足とも5本指
アライグマは、ブドウやキウイ等の果物、トウモロコシやスイカ等の野菜、ペットフード、カエル等の小動物を好んで食べるなど雑食です。
主に夜行性ですが、昼間も活動します。手先が器用で木登りが得意です。
繁殖期は、1月〜3月頃で、4月頃に出産します。
<ハクビシンの特徴>
・顔の真中に白いすじ
・尾が長い
・スリムな体型
・頭から尾の先まで90センチメートルから110センチメートル
・足が短い
・前足・後足とも5本指
ハクビシンは、リンゴやバナナ等の果物、トウモロコシやスイカ等の野菜、ペットフード、鳥類を好んで食べるなど雑食です。夜行性で特に夜の始めと終わりに活動します。
手先が器用で雨どいや柱、電線も渡ります。小さな穴でもくぐり抜けることができます。
繁殖期の詳細は分かっていませんが、基本的に年間を通じて出産します。
駆除業者の紹介や相談については、公益社団法人東京都ペストコントロール協会が無料で行っています。
また、駆除にかかる費用については、自己負担となります。
なお、アライグマやハクビシンなどの野生動物を捕獲(捕獲器の設置を含む)するには、都道府県知事の許可が必要になるので、許可のないものは、捕獲することはできません。
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環境部環境課環境保全係
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