令和3年度市民講演会


ページ番号1014446  更新日 令和4年3月24日


公共施設に関する市民講演会

 本市における公共施設の多くは、都市化の進展や経済成長とともに、昭和40年代から50年代にかけて集中的に整備されました。そのため、高齢化や少子化の進行と合わせるように公共施設の老朽化が進み、今後、施設の更新、廃止、集約化など、市民が利用する施設の再編が急務となっています。こうした状況を踏まえて、本市における公共施設、公共サービスの在り方や老朽化問題にどのように取り組んでいくべきかを市民とともに考え、公共施設マネジメントに関する理解を深めることを目的として、市民講演会を実施しています。
 

令和3年度市民講演会の概要

 今年度は、令和3年12月4日(土曜日)午後2時から開催いたしました。新型コロナウイルス感染症感染拡大防止のため、アルコール消毒の実施や、座席の間隔を空けるなど、感染症対策を講じた上で実施しました。
 

基調講演『少子高齢化時代を生き抜く令和の普請-未来の武蔵村山市を想像する-』

[画像]画像(基調講演で講師が説明をしている)(12.7KB)

 まず、東北大学大学院教授の小野田泰明氏より『少子高齢化時代を生き抜く令和の普請-未来の武蔵村山市を想像する-』と題しまして、基調講演を行っていただきました。
 施設建築には、設計の前に建築条件の設定や建築業者などとの段取りを整える建築計画(プレ・デザイン)が重要であり、プレ・デザインにおいて調査・研究を十分に行うことにより、より良い施設を作ることができるとともに最終的なコストを抑えることもできること、建設費だけでなく維持管理費も含めたトータルコストと、その施設ができたことにより生み出される価値(バリュー)の釣り合いがとれるかまで見通す必要があるということを御講演いただきました。
 また、実際の事例を元に、公共施設の再編についても御講演いただきました。施設の再編には、財政面からの分析だけではなく、建物の状態を正確に評価したデータの整理も重要であり、それを分析することで、設定すべき具体的な目標がわかってくること、この目標や再編方針を実際の地区にあてはめ、具体的な検証を進めていくと、目標達成のための筋書きが見えてくるということを伺いました。また、こうした目標や筋書きについて、ワークショップなどを実施し、状況を理解してもらいながら市民にも議論に参加してもらうことが大切であることなどについて御講演いただきました。

公共施設の現状と取組

[画像]画像(市の職員が市の取り組みを説明している)(11.5KB)

 続いて、市から本市の公共施設の現状と取組について、武蔵村山市公共施設等総合管理計画の内容を中心に説明を行いました。
 

パネルディスカッション

[画像]画像(パネルディスカッションのコーディネータとパネラー)(9.9KB)

 最後に、参加者からの質疑応答を含むパネルディスカッションを行いました。
  コーディネータに東京都立大学客員教授の山本康友氏、パネラーに基調講演講師の小野田泰明氏と武蔵村山市ボランティア・市民活動センターセンター長の吉冨広氏を迎え、先を見通した施設維持管理の方針を立てることや、市民に公共施設再編を含めたまちづくりに参加してもらうことの必要性などについて、参加者からの質問を受け付けながら討論を進めていただきました。

 


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